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股関節

股関節唇損傷

股関節唇損傷は、股関節の骨盤側(寛骨臼)にある軟骨組織「関節唇」が損傷することで、痛みや可動域の制限を引き起こす疾患です。スポーツ選手や股関節に負担のかかる動作を繰り返す人に多く見られますが、加齢や変形性股関節症に伴って発症することもあります。

主な症状は、股関節の深部痛や引っかかるような違和感で、特に歩行や長時間の座位で悪化しやすくなります。関節が引っかかるような感覚や、クリック音を伴うこともあります。進行すると、股関節の可動域が狭くなり、痛みが強くなることがあります。

治療は、軽症の場合はリハビリによる筋力強化やストレッチで症状の軽減を図ります。痛みが強い場合は、消炎鎮痛薬の服用や関節内へのヒアルロン酸注射が行われます。重度の損傷や日常生活に支障をきたす場合は、関節鏡視下手術による関節唇の修復や切除が検討されます。

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