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首
外傷性頚部症候群
外傷性頚部症候群の症状
外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)は、外傷により首やその周辺の筋肉、靭帯、神経が損傷されることで発生します。主な症状には、首の強い痛み、肩や背中、腕にかけての放散痛があります。頭痛、めまい、耳鳴り、視覚異常、疲労感などの全身症状も現れることがあります。首の可動域が制限され、頭を動かすと痛みが増すため、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。手や指にしびれや感覚異常が生じることもあり、長時間同じ姿勢を取ることが困難になります。症状は事故や転倒などの外傷によって突然発生し、急性期には特に激しい痛みを伴います。
検査と治療法
外傷性頚部症候群の診断には、問診と身体診察が行われ、外傷の状況や症状の具体的な部位、程度を確認します。治療法としては、保存的治療が中心となります。痛みを軽減するための薬物療法、首の安静を保つための頸椎カラーの使用、アイシングや温熱療法が一般的です。理学療法では、首の筋力強化や柔軟性向上を目的としたエクササイズが処方されます。リラクゼーションやストレス管理も、症状の緩和と回復に役立ちます。