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関節リウマチ
関節リウマチの症状
関節リウマチ(かんせつ)は、免疫系が自身の関節を攻撃する自己免疫疾患です。主な症状には、関節の痛み、腫れ、こわばりがあります。特に朝起きたときに関節がこわばり、動かしにくくなることが多いです。関節の腫れや炎症は、手指、手首、膝、足など複数の関節に対称的に現れることが一般的です。痛みや腫れが続くと、関節の変形や破壊が進行し、関節の可動域が制限されます。疲労感や全身の倦怠感も伴うことが多く、日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。症状は慢性化し、時には急激に悪化することもあります。
検査と治療法
関節リウマチの診断には、問診と身体診察が行われ、関節の痛みや腫れの部位を確認します。血液検査で炎症マーカーやリウマトイド因子の存在を調べることも一般的です。治療法としては、まずは保存的治療が中心となります。痛みや炎症を抑えるための薬物療法が基本で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)が用いられます。理学療法では、関節の可動域を広げ、筋力を維持するためのエクササイズが処方されます。さらに、関節を保護するための補助具の使用や、生活習慣の見直しも重要です。症状が重い場合は、早期に治療を開始することが症状の進行を遅らせるために重要です。