Symptoms

症状から探す

橈骨遠位端骨折

橈骨遠位端骨折の症状

橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)は、手首に近い部分の橈骨が折れることで発生します。主な症状には、手首や前腕の激しい痛み、腫れ、変形があります。手首が変形している場合、骨折が明らかになることが多いです。痛みは手首を動かしたり、物を握ったりする動作で強くなり、手や指の動きが制限されることがあります。骨折直後には内出血や腫れが生じ、手首の周囲が青紫色になることがあります。重症の場合、手の感覚が鈍くなったり、握力が低下することもあります。日常生活では、食器を持つ、ペンを使う、ドアノブを回すなどの基本的な動作が困難になります。

検査と治療法

橈骨遠位端骨折の診断には、問診と身体診察が行われ、痛みの部位や手首の動きの制限を確認します。治療法としては、まずは保存的治療が試みられます。骨折部位を安定させるためのギプスやスプリントの装着が一般的です。痛みを和らげるための薬物療法や、腫れを軽減するためのアイシングも行われます。骨折の種類や重症度によっては、早期に理学療法が導入され、手首の動きを回復させるためのエクササイズが処方されます。骨が適切に癒合するまでの期間、手首を安静に保つことが重要です。

気になる部位を選択してください