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股関節
大腿骨寛骨臼インピンジメント
大腿骨寛骨臼インピンジメントの症状
大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)(だいたいこつかんこつきゅう)は、股関節の異常な接触により引き起こされる痛みと運動制限を伴う状態です。主な症状には、股関節の前部や側部に痛みが生じ、特に長時間座った後や運動時に悪化します。痛みは鋭く、特定の動作(特に股関節の深い屈曲や回旋)で増すことが多いです。股関節の硬直感や可動域の制限も一般的で、足を組んだり、しゃがんだりする動作が難しくなります。さらに、歩行時の不快感や、特定のスポーツ活動(特にランニングやジャンプ)で痛みが増すことがあります。症状が進行すると、股関節周囲の筋力低下や、運動能力の低下が見られ、日常生活に支障をきたすことがあります。
検査と治療法
大腿骨寛骨臼インピンジメントの診断には、問診と身体診察が行われ、股関節の動きや痛みの部位、範囲を確認します。治療法としては、まず保存的治療が試みられます。痛みを和らげるための薬物療法、股関節の安静を保つための休養、アイシングが一般的です。理学療法では、股関節周囲の筋力強化や柔軟性を向上させるためのエクササイズが処方されます。特定のストレッチや筋力強化トレーニングが、症状の改善と再発予防に役立ちます。また、運動時のフォームや姿勢の改善も重要です。