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肩
反復性肩関節脱臼
反復性肩関節脱臼の症状
反復性肩関節脱臼(はんぷくせい かたかんせつだっきゅう)は、肩関節が頻繁に脱臼する状態です。主な症状には、肩の不安定感や頻繁に肩が抜ける感覚があります。脱臼時には激しい痛みとともに肩の動きが制限され、肩が変形して見えることがあります。脱臼後、肩を動かすたびに不安定感や違和感を感じることが多く、これにより日常生活やスポーツ活動が制限されることがあります。重症の場合、肩の筋力低下や周囲の筋肉の緊張が見られ、肩を動かすたびにポップ音が聞こえることもあります。長期間放置すると、慢性的な肩の痛みや炎症を引き起こすことがあり、関節の機能がさらに悪化する可能性があります。
検査と治療法
反復性肩関節脱臼の診断には、問診と身体診察が行われ、脱臼の頻度や具体的な状況を確認します。治療法としては、まずは保存的治療が試みられます。肩の安定性を向上させるための理学療法が中心で、特定の筋力強化エクササイズが処方されます。肩の動きをサポートするためのブレースやテーピングも使用されます。急性期には、安静、アイシング、圧迫、挙上(RICE療法)も行われます。痛みを和らげるための薬物療法も併用されることがあります。