Medical

診療内容

手外科

ばね指

ばね指は、指の付け根部分で腱(屈筋腱)が腱鞘というトンネル状の組織を通る際に、
炎症や腫れによってスムーズに動かなくなり、「カクン」と引っかかるようになる疾患です。


症状

  • 指の曲げ伸ばしの途中で引っかかる感覚がある
  • 指を伸ばすときに「カクン」と音や感触がある
  • 朝方に指がこわばる、動かしにくい
  • 指の付け根(掌側)に痛みや腫れがある
  • 症状が進むと指が伸びなくなることもある

発生要因・背景

  • 手の使いすぎ
  • 更年期や妊娠・授乳期などホルモン変化に伴う発症
  • 糖尿病、リウマチなどの基礎疾患による腱の変性
  • 中高年の女性に多く、親指・中指・薬指によく見られます

診断方法

  1. 診察による指の動きや引っかかりの確認
  2. 圧痛の部位(指の付け根)を触診
  3. 必要に応じてエコー検査で腱鞘炎の程度を確認

治療法

保存療法が基本です。

  • 安静・局所の負担軽減(テーピングや装具)
  • 炎症を抑える内服薬・外用薬
  • 腱鞘内ステロイド注射(痛み・引っかかりが強い場合)
  • 温熱療法・ストレッチ・リハビリ

手術療法
保存療法で改善がみられない場合、腱鞘を切開して腱の通りを良くする
**腱鞘切開術(日帰り手術)**を行うことで、再発を防ぎます。(手術可能な病院へご紹介)


予防のポイント

  • 長時間の家事・スマホ・パソコン操作を避ける
  • 手を使った後は軽くストレッチやマッサージ
  • 指・手首の冷えを防ぐ

整形外科
01

整形外科

→

骨・関節・筋肉・腱・靱帯・脊椎・脊髄・末梢神経などの運動器疾患と、スポーツ・交通事故・労災などによる外傷を扱います。

詳しく見る
手外科
02

手外科

→

手外科診断・治療に関するエキスパートです。日本手外科学会に入会し、5年以上手の外科に関する研修を受け、手の外科専門医試験に合格しています。

詳しく見る
リハビリテーション
03

リハビリテーション

→

リハビリテーション専門スタッフが医師の指示のもとに運動療法や物理療法を用いて、患者様に合ったリハビリテーションを行います。

詳しく見る