Medical
診療内容
手外科
ばね指
指は腱によって曲げ伸ばしをすることが出来ます。屈筋腱には、腱の浮き上りを押さえる靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)というトンネルがあります。屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症が起こると、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。これを腱鞘炎と呼び、進行するとばね現象が生じます。これがばね指です。更年期の女性に起こることが多く、妊娠時や産後に生じることもあります。
治療としては保存療法で安静、装具を当てての固定。腱鞘内に局所麻酔の入ったステロイド剤を注射して症状を抑えます。保存療法で効果がない、指が曲がったままや伸びないときは手術療法が選択されます。